スマホでも機能が充実したものならかなりクオリティの高い写真を撮れますが、やっぱり一眼レフで撮った写真って素敵です。
ところで、
一眼レフで撮った写真=背景がふんわりボケた写真
というイメージがありませんか。
実際はもちろんそれだけでなないんですが、SNSで雰囲気の良い写真を見て憧れている方も多いはず。
そんな方におすすめしたいのが単焦点レンズです!
この記事では、石川県七尾市のおさんぽ記録とともに単焦点レンズの使い方をざっくり解説します。
一眼レフカメラ初心者の方、単焦点レンズの購入を迷っている方はぜひ参考にしてください。
初心者には標準域の単焦点レンズがおすすめ
単焦点レンズとは焦点距離の幅を持たないレンズです。
初心者の方が購入しがちなレンズキットは大抵ズームレンズとセットになっていますが、ズームレンズから練習を初めてしまうと、
「あ!もうちょっとここ大きく撮りたい!」
と気軽にリングを回し、自由に画角を変えまくることが普通になります。
もちろんそれで悪いことは無いのですが、撮影技術を向上させるにあたって
「○○mmの焦点距離のレンズを使えばこんな写真になる」というイメージを把握することはとても重要です。
そこでおすすめなのが、標準域の単焦点レンズを1本を持ってスナップの旅に出かけ、写真を撮りまくること。特に人間の視野に最も近い50mmがおすすめです。
繰り返し撮影しているうちに、いつの間にか体に「焦点距離50mmのレンズで撮影できるイメージ」が染み付いてくると思います。
それができてからズームレンズに持ち替えるとよりレンズの効果を実感できるはず。
さらに慣れてくれば、頭の中でイメージした画像を撮影するにはこの焦点距離のレンズを選べばいいな!と瞬時に判断できるようになります。
また、ズームレンズと違って気軽に画角を変えられず、とにかく足を使うしかないので構図に対する意識も変わってくると思います。
さらに単焦点レンズはレンズキットに付いてくるズームレンズよりもF値が小さく明るく撮れるものが多いので、冒頭で取り上げたような背景がフワーっとボケた雰囲気のよい写真を手軽に撮ることができます。
実際のおさんぽスナップはこんな感じ
ここからは実際に単焦点レンズで撮影した写真を見ながら解説していきます。
私が実際に使っている単焦点レンズはこちら。ボディはCanon EOS 5D Mark IIIです。
撮影場所は、温泉街として有名な石川県の七尾市です。だいたい常にMAX解放(f1.4)させながら撮りました。ちょっぴり失敗かもショットもありますが、参考にしてください。
秋の午前中のお散歩だったので、なんとなく青っぽく撮りました。あまりにも立派なシダ植物をパシャリ。正面から撮るとこんな感じ。まさに人間の視野こんな感じって感じ。
同じシダ植物ですが、ちょっと動いて手前〜奥に距離をつけるとこんな感じ。平面でない角度から解放して撮ると、後ろがふんわりボケます。
朝スイーツのドーナツ。全体的に青く撮ってマフィンの黄色をアクセントにしました。f1.4はやはりピントを合わせたところ以外はかなりボケます。もう少し絞ってもよかったかも?
解放させたまま広範囲で撮るとこんな感じ。ちょっとモヤっとして周辺減光(写真の周辺部が暗くなること)が出るのでお仕事的にはちょっと、、というところですが、作品としては味があって好きです。
能登ミルク美味しかったです。朝の光とともにふんわり撮ってみました。人間の視野に近い50mmは普通に椅子に座ってスマートに手元の飲み物を撮れます。(すみません!とか言いつつ後ろに下がって撮るとかしなくていいです)
まとめ
単焦点レンズはF値が小さく明るく撮れるものが多く、特に標準域の単焦点レンズは一眼レフ初心者の方のトレーニングにとてもおすすめです。レンズ越しに見える世界に慣れてきたら、より撮影を楽しむことができるはず!
ちなみに私自身が単焦点レンズを購入したのはごく最近のことだったのですが、おさんぽに持って行くにもスマートなのでとても気に入っています。左がお仕事用に購入した24-70mmのズームレンズですが、これを付けておさんぽに行くのはかなり重く、ハードだったのです。。
レンズは決してお安い買い物ではないので、実際に使用感を確かめたかったり、数種類使ってみてから購入したいという方は、とりあえずレンタルで試してみるのもおすすめです。
>>APEXレンタル
私も実際にお仕事で超望遠が必要!となった場合などお世話になっています。
参考になればうれしいです^ ^